suc4-e05-SkyTree   2010/8/26 TOKYO SkyTree      

ちょと寄り道をして、東京スカイツリーでも見てこよう。

上野駅から銀座線に乗った。歴史ある銀座線だけあって、歴史を感じる雰囲気あるホームで到着電車を待つ。冷房はもちろん無く、電車が廃熱する熱がこもって、一気に汗が噴き出してくる。

程なく到着した車両に乗り込むと、向かい合わせに腰掛けたシートの間がやけに狭い。

2つ駅を過ぎて、電車は終点の浅草に到着した。今度は、都営浅草線に乗り換える。狭いホームを結構歩いて、都営浅草線のホームへと階段を上る。

ここも暑い。前回は、大門から都営浅草線に乗って押上まで来たが、今日はこのコースとした。下町へ来るには結構大変。こんな不便な場所のスカイツリーへ人を呼べるのだろうか?

押上駅へ到着した。急いで駅から出ると、すこし雲がかかっている。青空に真っ直ぐ伸びるスカイツリーを写真におさめたかったが、晴れてくれるだろうか。

駅から出ると、ムッとする高温多湿を肌が感じて、少し引き始めていた汗が再び吹き出してシャツを濡らす。もちろん、頭にかいた汗を拭くハンカチは絞れるほどになっている。

京成橋の手前を左折して、十間橋を目指す。十間橋に着くと、数人の先客がメラを構えている。私も仲間に入れていただいてシャッターを切った。川面に映るスカイツリーを手に入れた。前回もこの場所から撮りたいと思ったが、雨と風で断念した。今回は、太郎天さんに場所を教えていただいていたので、すぐに到着できた。 橋まで来たら空も晴れた。

右の画像がそのときの一枚である。

今日の高さは428m。前回7月29日が398mだったので、1ヶ月で30m伸びた。結構大きな数字だが、見た目にはさほどの変化は感じない。

川沿いを歩くと、下町の生活感を強く感じる。そんな下町の生活環境の中をツリー見物のカメラを提げた私のような人間が歩き回っている。この環境が、まもなくスカイツリーによって大きく変えられていく事だろう。その変化に住人達はどう向き合って行くのだろうか?

さて、出来れば来月の今頃また訪ねてみたいと思う。どう変化を見せてくれるだろうか?

大きなショベルローダーを載せた工事のトラックを停めて、若い作業員達が携帯電話のカメラでスカイツリーを撮影していた。
スカイツリー建設に関わった記念となって子供達への自慢話になるのだろうか。私には子供達に誇れる歴史に関わる事の無いまま定年を迎える事になる。やや彼らの後ろ姿に羨ましさを感じた。

暑い!小一時間歩き回って、シャツまで汗が滴るほどになった。炎天下の中でヘルメットに分厚い作業服の彼らはすごい忍耐力である。熱中症などに負けずに、世界一のスカイツリーを事故無く作り上げて欲しい。完成したら真っ先にのぼってみたい。